「ピアスHC契約満了」ってな見出しのニュースリリースが、滋賀レイクスターズから夕方前頃に勤めている会社のファックスに。それについてはまた別のところで。
---------------------------- 以下、本編 ----------------------------
さて、先週末、神戸市のポートアイランドにある
ワールド記念ホール (神戸ポートアイランドホール)で行われた2009-2010シーズンのウエスタンカンファレンスセミファイナル。漢字だと西地区準決勝。あっさり言えばプレイオフ。
いつも更新が相当遅いけど(まだ本文を入れていない写真だけのレポートも数試合残ってるしw)、まだ余韻が残っている内に先に今回の観戦記の更新を。。
ということで、5月15日(土)に行われた1戦目。JRの新快速で三ノ宮に到着。ここでポートライナーに乗り換えて会場のある市民広場駅へ向かう。
今回の試合はプレイオフ&関西ダービーってこともあって、早々と2F以外の前売り券の予約が完売状態に。レイクスのネットでも予約受付けはされていたものの、気付いたときには既にレイクスの1Fベンチ裏やゴール下は予定枚数終了ってことで、ローソンチケットの一般販売開始直後に何とかレイクス側のゴール下の自由席を確保。
しかし、ゴール下で2,500円って安い。
ポートライナー市民広場駅から歩いて2,3分の場所に、いかにもな建物が登場。ここが今回の会場となるワールド記念ホール。
会場近くにあった誘導看板。
会場に到着すると、テレビのレポート風景に遭遇。今回のシリーズを両日共に生放送する
GAORA の中継の模様。後で調べてみるとレポーターは
市川勝也 さんという方のようです。
ちなみにBBCびわ湖放送で放送される今回の生中継は、このGAORA制作の生中継をそのまま放送。
開場直後の会場前の様子。この写真では分からんけど、建物の外周に沿って右奥の方までずーっと行列が。。
しかし、良い天気。しばし会場前の雑多な雰囲気を楽しんだ後、入場の列に並んで会場内へ。
会場に入ってすぐ目の前に広がっていた内の売店の様子。
アウェイの会場なのに、なぜにレイクスの見慣れたグッズ屋台が?
しかし、アウェイチームの売店出店まで許可してしまう大阪エヴェッサの懐の深さに感心。
おっと、これが応援メッセージ入りフラッグか。でかいね~。結構試合を見に行ってるにもかかわらず、昨シーズンも今シーズンもブースター感謝祭には参加しなかったので、実物を見るのは初めて。
本来は規格外のサイズやろうに、さっきのレイクス売店といい、ほんま、エヴェッサの中の方々の寛大な措置に改めて感心。
さて、1Fゴール下っつっても自由席なんで既に結構席どりがされていて、何とか空いている席を見つけて確保。で、今度はコート上を撮影してみる。
コートサイドでは、レイクスのロバート・ピアスHC(ヘッドコーチ/左)とエヴェッサの天日謙作HC(右)が今日も長い会話をしてる。この時点で既にピアスHCの契約満了が決まってたんやろうけどね。
さて、大阪エヴェッサの選手を何人かピックアップ。
まず、エヴェッサの大黒柱、#44リン・ワシントン選手。とりあえず凄い選手としか言いようがないし。まぁ、この日の試合も彼のシュートが決まるたびに会場に流される「リーーーーーーンッ、リーーーーン、リーーンリーン・・・」を、何度聞かされたことかw
後ろの選手はレイクスの大黒柱、#1マイキー・マーシャル選手。
こちらもリン選手と同じくらい要注意人物の#12デイビッド・パルマー選手。というか、この試合のパルマー選手、なんとフリースロー成功率が10/10の100%。。いやいや、凄かった。。
ちょっと和まされた#3勝久マイケル選手(左)と#32ライアン・ブラックウェル選手。
個人的には勝久選手のプレイを生で見たかったけど、今回のカードでもDNP(不出場)。今シーズン、彼のプレイタイムは100分ちょいとほとんど出られていないもののシュートの精度は高く、2Pは70%(7/10)、フリースローは80%(8/10)。試投数が少ないものの、限られたプレイタイムで数字を残しているのは凄いこと。
なお、真ん中はエヴェッサの竹内陽一トレーナー。昨シーズンのレイクスのトレーナーをされてた方ですが。
で、#14勝又英樹選手(左)と#33高田紘久選手(右)。
勝又選手はシーズン中盤までは全然出番がなく、アウェイにもあまり帯同させてもらえず、当時の大阪エヴェッサの公式サイトの「チームブログ」コーナーを、自身の名前とブログタイトルで埋め尽くしていたほど(今はブログ閉鎖)やったのに(このブログの
この辺 でも書いてますが)、今ではMVPを獲得(5月17日)するほどの働きをしているキーマンに成長。
エヴェッサの選手写真をもう一枚。#5井上裕介選手(左)と#7今野翔太選手(右)。
井上選手はbjでは数少ない滋賀県出身。そして前所属は
JBL2 の
黒田電気ブリット・スピリッツ で、レイクス#5小川信也選手の先輩やったとか。彼はさっきの勝又選手とは逆に、シーズン序盤だけプレイタイムがあったけど、その後はDNPの試合が多くなってしまった様子。敵味方関係なく、滋賀出身選手は応援してるんで頑張って欲しいところ。
「まいど、まいどくんやで~
今日は仁丹おじさんのコスプレで登場やで~、似おてるやろ!
みんな、応援もええけど帰りに仁丹116もぎょうさん買うたってな!
買わへんかったら口に仁丹116を116粒詰め込んだるし覚悟してや~。
まいどくんでした~」
(セリフはフィクションです)
さてさて、レイクスベンチの前で、何やらコートを見つめて話し合ってる両チームの関係者の姿が。
そう、原因はこれ。
↓
床に敷き詰められたスポーツコート(床材)が、昨日は相当ひどい状態だったようで、写真はアップしませんが、確かに現地で見てみるとラインがゆがんで見えるところも。。
スポーツコート自体の経年劣化なのか敷き方の不手際だったのか分らんけど、試合開始までにスタッフの方々により、相当改善はされたようです。
で、その#31城宝選手。この写真の視線の先は、、スポーツコートではなく、大阪エヴェッサの・・(以下自粛)
城宝選手の右に並ぶのは、順に
石橋貴俊AC (アシスタントコーチ)、井口基文AGM(アシスタントゼネラルマネージャー)、ロバート・ピアスHC。
仙台89ERS の#54クリス・ホルム選手を差し置いて、見事今シーズンのリバウンド王になった#2ゲイリー・ハミルトン選手(キングG/以下、ゲイリー様)。
ゲイリー様は個人的には来シーズンもレイクスに絶対残って欲しい選手No.1。でも、活躍した外国人選手はより条件のいい海外リーグに挑戦するやろし、残留は厳しいかも。
真ん中のメガネの男性は、大阪エヴェッサのホームDJを務める
下埜正太 君。2月の滋賀での試合のときに観戦に来ていたりします。
彼の発音でひとつ気になったのは、「L」で始まる英単語を巻き舌で発音し、逆に「R」で始まる単語を巻き舌にしないで「L」のようにサラッと発音してた点。ん?俺が間違ってるんかな?
さて、いよいよ試合開始。レイクスのスターターは背番号順に、#1マイキー選手、#2ゲイリー様、#11藤原隆充選手(以下、ワラ)、#31城宝選手、#45レイ・シェファー選手。
この日はいつものティップオフのシーンが撮れなかったんで、この写真がその代りってことで。
1Qは 10-15と5点リードされて終了。かなりロースコアなスタート。。でも、見に行く試合はすべて「レイクスが勝つやろ」って気持ちなんで、ぜんぜん楽観的。
2Q前のレイクスベンチの様子。しかし、こうやって改めて写真を見てみると、#4クリス・シュラッター選手の前でしゃがんで指示を出しているピアスHCの声、せいぜい周囲の数人にしか届いてない気が。。
いや、この試合に限らないんやけど、特にこの日の会場はレイクス側のゴール裏にスピーカーが置かれていて、大音量(後半以降はさらに音量アップしてた?)がダイレクトに届いてたはずやし。。まぁ、ホーム開催の権利を逃したレイクスが悪いって言えばそれまでなんやけどね。。
さてさて、2Qでは途中からコートに入った#5小川信也選手(写真右)が3連続で3Pシュートを3Pシュート連続成功&距離のある2Pシュートも続けて成功させ、チームを勢いづかせる大活躍!(実は3本目に決まった2Pシュート、その時は3Pと思い込んでた。帰宅後に録画していた試合中継で知ったんやけど。GAORAの実況と解説の方もその時は3Pとして認識してたくらい)
でも、#5小川選手のこの試合の出場時間はこの時を含めてたったの7分だけ。シュート決まりまくってたのにね。。結果論やけど、小川のプレイタイムがもう少しあったなら・・・っていうのは虚しくなるだけか。。
ついにエヴェッサを捉える。ここからはレイクスがエヴェッサをリードする試合展開に。
2Q終って 35-32。3点リードで前半終了。スコアボードの周りも「JINTAN116」づくしw
2階席上部からインターバル中の会場を撮影。3階相当の客席部分と、ゴール裏の2・3階のアール部分の客席はこの日は開放してなかったんで、こうやってみると少しさびしい感じ。でも会場内は熱気に包まれていい感じ。
さて後半スタート。3Qに入ってもレイクスがリードする展開が続き、53-46で最終の4Qを迎え、ええ感じ。
4Q前のレイクスベンチ。
今回のカードのレフリー、左から、原章次、デビッド・ロウ、漆間大吾の各氏。
あまりレフリーの個人名を名指しで批判するのは好まないものの、それでも敢えて漆間レフリーによる???な笛(レフリング)の多さだけは記しておきます。実際、吹かれた選手も「何で!?」ってな反応が少なくなかったし。。
別にエヴェッサに負けたから腹いせにっていうことではなく、このレフリーは、今シーズンの開幕戦だった10月3日・4日に京都市体育館で行われたvs
京都ハンナリーズ 戦(このブログを始める前の観戦なんで観戦記はまだ書いてないですが)でも???な笛で選手に詰め寄られるシーンが多く、その時に彼の名前を悪いイメージでしっかり覚えてしまったw
そして、もうあまり思い出したくもない4Q。。。この写真は4Q残り5分59秒のもの。3枚上にアップしている写真に映る4Q前のスコアボードの得点のまま。。シュートがまったく入らないままエヴェッサに追い上げられてしまい、
ついに同点に追いつかれる。。まだこの時点でもレイクスは4Q無得点のまま。。
フィールドゴールが全く入らないだけでなく、フリースロー成功率70%以上の#1マイキーのフリースローも外れ、、
4Qが始まって8分経過してもまだ無得点。。。。。当然すでに逆転されていて、、
点がやっと入ったのは、残り2分をきったところで、やっと#1マイキーのフリースローで1点加算。1点のありがたみが思い知らされる試合展開に。。
それでも点差はたったの1点。もちろん勝ちを信じて応援。
再度逆転に成功して緊迫感のあるクロスゲームに。
印象的やったシーン。
タイムアウトでコートに戻るはずのレイクスの選手が何秒間かコート上で話し合い。見た感じ、#2ゲイリー選手が戻ろうとする4人を引き留めて意見をしていた様子。そして、それを見つめるベンチメンバー。
もう説明するのも今さらな感じやけど、#31城宝選手が24秒を十分に使い切らずに放ったシュートが外れ、そのリバウンドを取りに行った#4クリス選手が残り9.7秒で1and1フリースローを獲得。で、そのフリースローの1本目を成功、2本目を外し、それをエヴェッサにリバウンドをひろわれて、そのままエヴェッサ#44リン・ワシントン選手が無茶な体勢で放った2Pシュートが決まり、ほとんどブザービーターみたいな感じで試合終了。
まさかまさかの敗戦&負け方に、しばらく呆然。いや、これだけ文字通り呆然としたのは初めてかも。。試合終了数秒前まで勝ってただけに、余計キツイ。しかし、あんなシュートを決めてしまうリン選手が素直に凄い。
一方、レイクスの選手は、試合終了のブザーが鳴ったと同時に、#2ゲイリーがコートからで控え室へゴミ箱につまづきながらも猛ダッシュで走り去ったのをはじめ、ほとんどの選手が無言ですぐに退場。
井口AGMが力強く「明日っ!明日っ!」と、呆然としていたレイクスブースターに大声で喝を与えてくれながら退場してくれたのが、本当、せめてもの救いになった。。
帰りは、嫁ともあまり会話もなく、せっかく神戸まで来てるのに三宮にも梅田にも京都にも立ち寄らず、溜息つきまくってまっすぐ家に帰ったとさ。。。